医院ブログ

2026.06.04更新

このたび当院では、成人の後天性眼瞼下垂に対する新たな治療の選択肢として、点眼薬「アップニーク®ミニ」を導入いたしました。
これまで、加齢やコンタクトレンズの長期使用等に伴う眼瞼下垂に対しては、外科的手術が唯一の根本的な解決策とされてきました。しかしながら、「全身状態により手術が難しい」「手術に対する心理的抵抗が強い」といった理由から、治療を諦めざるを得ない患者さまが少なくありませんでした。
本薬剤の導入により、当院では「切らない眼瞼下垂治療」という新たなアプローチをご提案することが可能となりました。


■ アップニーク®ミニの医学的特徴
アップニーク®ミニ(有効成分:オキシメタゾリン塩酸塩)は、上まぶたを吊り上げる筋肉である「ミュラー筋」に直接作用し、筋肉を収縮させることで、一過性に瞼(まぶた)を挙上させる薬剤です。 臨床試験において、点眼後早ければ5〜15分で効果が発現し、約6〜8時間にわたり眼瞼挙上効果が持続することが確認されています。


■ 対象となる患者さま
後天性眼瞼下垂の方に使用します。後天性眼瞼下垂とは後天的な原因により上眼瞼が下がっている状態を指し、加齢やハードコンタクトレンズ使用による眼瞼下垂の方、左右のまぶたの開き方に非対称性(左右差)が見られる方、上方視野の狭窄や、まぶたの重さによる眼精疲労・頭痛にお悩みの方、外科的手術以外の加療を希望される方が対象となります。


■ 処方にあたってのご案内
本薬剤は自由診療(保険適応外)となります。また、安全に適正使用していただくため、処方にあたっては必ず医師による事前の診察と適切な評価が必要となります。
・初回  診察・検査費用+点眼薬費用(5,500円/10本)
・2回目 診察・検査費用(1,100円)+点眼薬費用(4,890円/30本・箱)

 

「まぶたが重く、物が見えにくい」という症状は、QOL(生活の質)に直結する重要な課題です。外科手術に踏み切れずに悩まれていた患者さまは、ぜひ一度ご相談ください。

 


たまプラーザ南口眼科 院長 酒田 久美

 

投稿者: たまプラーザ南口眼科

2026.06.01更新

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

小児の近視進行抑制治療として用いられる「低濃度アトロピン点眼治療」につきまして、2026年6月より、既製点眼薬「リジュセアミニ」を使用した加療が「選定療養(せんていりょうよう)」の対象となりました。
これに伴い、当院における取り扱いと費用の仕組みについてご案内いたします。


当院における2つの取り扱いと費用の仕組み
当院では、患者様それぞれの状況やご希望に合わせて選択いただけるよう、以下の2通りの方法で低濃度アトロピン点眼治療を行っております。なお選定療養の対象となるのは「リジュセアミニ」のみとなります。


1. リジュセアミニを用いた治療(選定療養)
• 診察・定期検査費: 保険診療(自治体の子ども医療費助成の対象)
• 薬剤費(点眼薬代): 自費(自己負担) 4,380円/1ヶ月分


2. 自家調剤による治療(自由診療)

当院において、2021年より近視進行抑制治療の選択肢の一つとして運用している院内調剤による治療法です。リジュセアミニと同じ濃度0.025%と、同濃度ではまぶしさなどの自覚症状が強いお子さまに対して使用する0.01%の2種類の濃度を扱っています。

 

• 診察・定期検査費: 自由診療(自己負担)検査費3,300円/回
• 薬剤費(点眼薬代): 自費 1,000円/1ヶ月分

 

受診・治療をご検討の保護者様へ

低濃度アトロピン点眼治療は、お子様の近視の進行を緩やかにすることを目的とした治療です。安全に治療を継続するためには、いずれの方法におきましても、数ヶ月に一度の定期的な経過観察(視力検査や目の診察)が必要となります。

学校の視力検査の結果などでお悩みの方は、まずは通常の診察時にお気軽にご相談ください。

 

 

 

投稿者: たまプラーザ南口眼科

entryの検索

月別ブログ記事一覧

カテゴリ