このたび当院では、成人の後天性眼瞼下垂に対する新たな治療の選択肢として、点眼薬「アップニーク®ミニ」を導入いたしました。
これまで、加齢やコンタクトレンズの長期使用等に伴う眼瞼下垂に対しては、外科的手術が唯一の根本的な解決策とされてきました。しかしながら、「全身状態により手術が難しい」「手術に対する心理的抵抗が強い」といった理由から、治療を諦めざるを得ない患者さまが少なくありませんでした。
本薬剤の導入により、当院では「切らない眼瞼下垂治療」という新たなアプローチをご提案することが可能となりました。
■ アップニーク®ミニの医学的特徴
アップニーク®ミニ(有効成分:オキシメタゾリン塩酸塩)は、上まぶたを吊り上げる筋肉である「ミュラー筋」に直接作用し、筋肉を収縮させることで、一過性に瞼(まぶた)を挙上させる薬剤です。 臨床試験において、点眼後早ければ5〜15分で効果が発現し、約6〜8時間にわたり眼瞼挙上効果が持続することが確認されています。
■ 対象となる患者さま
後天性眼瞼下垂の方に使用します。後天性眼瞼下垂とは後天的な原因により上眼瞼が下がっている状態を指し、加齢やハードコンタクトレンズ使用による眼瞼下垂の方、左右のまぶたの開き方に非対称性(左右差)が見られる方、上方視野の狭窄や、まぶたの重さによる眼精疲労・頭痛にお悩みの方、外科的手術以外の加療を希望される方が対象となります。
■ 処方にあたってのご案内
本薬剤は自由診療(保険適応外)となります。また、安全に適正使用していただくため、処方にあたっては必ず医師による事前の診察と適切な評価が必要となります。
・初回 診察・検査費用+点眼薬費用(5,500円/10本)
・2回目 診察・検査費用(1,100円)+点眼薬費用(4,890円/30本・箱)
「まぶたが重く、物が見えにくい」という症状は、QOL(生活の質)に直結する重要な課題です。外科手術に踏み切れずに悩まれていた患者さまは、ぜひ一度ご相談ください。
たまプラーザ南口眼科 院長 酒田 久美








